更新日:2025.01.24青空とキリン
更新日:2025.01.24
青空とキリン
みなさん、こんにちは。
晴れの日が多いと感じる今日この頃。
サバンナゾーンの混合展示場で監視中の時の様子をお伝えします。
「監視」というとみなさん「?」と思いますよね。
チーターと他の草食動物(キリン・シマウマ・エランド)が一緒に展示場に出ている間、飼育員が清掃を兼ねて中に入り、動物の様子を観察しています。
動物がパニックになったり、動物を動物舎へ帰す必要がある場合、状況を他の飼育員に知らせ、スムーズに動物を戻す目的で、常に一名の飼育員が混合展示場内に居ます。
で、この日は雲一つない晴天。
あちこちに散る草食動物の糞を掃除していると、遠くから視線を感じました。
遠くからシマウマを蹴散らし、近づいてくるキリンのカルメンです。
アメリカの動物園で飼育員によって育てられたキリンのため、時折飼育員によってきます。
当然ですが足が長いので、意外に速いし迫力がすごいです・・・いつもすごいなと同時に怖っ!と思ってしまいます。
ひとまず木の陰や、キリンが下りられない堀に退避して待ちます。
カルメンとは6年くらい顔なじみなのですが、監視の交代後、人間の確認をしているのか?近寄ってきてじっと見つめられることがあります。
においを嗅いで満足すると去っていきました。
飼育員の男女は区別していそう、というのが現キリン担当と以前キリンを担当していた飼育員の感想でした。
私も展示場でカルメンと一緒になった1年目はストーカーのように後をついて回られていました。
6年目の今、においをかいで一応、この人はアイツかと認識してくれたのかも?と感じた出来事でした。
あまりにも青空とキリンのコントラストが美しくて同じような写真ばかりでしたね。
リカオン担当 橋本