更新日:2019.10.27悪魔あらわる
更新日:2019.10.27
悪魔あらわる
悪魔がとうとう正体をあらわしました!というのは、南アメリカ原産のキバナツノゴマ(イビケラ・ルテア)の果実のことですのでご心配なく。食虫植物展でも展示しましたキバナツノゴマ。植物体全体に細かい毛が生え、その先から出る粘液に、小さな虫がくっつくため食虫植物として扱われることもあるのですが、消化酵素を出さないため食虫植物ではないといった見解もある植物です。気温が高いほど元気に成長し、黄色い花を咲かせた後、緑色の勾玉(まがたま)のようなかたちをした果実を着けます。そして時間が経つと、外皮がむけて中の堅いさやがあらわれるのです。その見た目から「悪魔のつめ」の異名を持っています。その変身がなんともドラマチック!緑の相談所前に展示していますので是非ご覧ください。
左側のように緑色をした果実の皮がはがれると右側のような「悪魔のつめ」があらわれるのです。最終的には黒くとがった部分は真ん中で割れて2本のつののようになります。この堅いさやの中に種子が入っています。