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ヤツデの花が咲いていますの写真

更新日:2024.12.18ヤツデの花が咲いています

更新日:2024.12.18

ヤツデの花が咲いています

ヤツデは、花の少ない11月から12月に咲くのでひときわ目立ちます。
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ヤツデはウコギ科ヤツデ属、日本が原産の耐寒性常緑低木です。
葉は大きく肉厚で掌状(しょうじょう)に裂けます。
これが八つ手と呼ばれる由縁ですが、多くは9や11の奇数に分裂しています。
天狗の羽団扇(テングノハウチワ)の別名で、縁起木として庭に植えられている低木です。
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ヤツデの花は雌雄同株。まずは花弁を反り返るように広げ5本の雄しべを伸ばします(雄花期)↓
2024.12ヤツデ雄花期1.jpg
2024.12ヤツデ雄花期(花)1.jpg
その後に花弁や雄しべを落として花柱を伸ばし雌しべが成熟してきます(雌花期)↓
2024.12雌花期1.jpg
雄しべを落としてから雌しべが成熟するのは、自家受粉を避けるためです。
白い花が咲いていたら一歩近づいて花を観察してみてはいかがでしょう。
こども植物園管理事務所前、バラ園の脇、野草園からつづく階段の横でもヤツデの花を
見ることが出来ます。ご来園おまちしております。