更新日:2021.10.30赤の正体
更新日:2021.10.30
赤の正体
自然観察林沿いの階段を登っていると、何やら真っ赤な色が目に飛び込みました。毒々しいまでの赤色。一体これは...。
これは、マメ科のつる植物、トキリマメ(吐切豆) 学名:Rhynchosia acuminatifolia の果実です。マメ科の果実は、豆果ともいいます。この赤いさやの中には、黒い種子が入っています。逆光だと、透けてみえますね。↓
葉の緑色と取り合わせは、早いですがなんかクリスマスな感じ。最終的には、こうなります。↓
よく似た植物にタンキリマメがありますが、トキリマメは葉先がとがっているので、すぐ区別がつきます。そうそう、この果実、温室にあるミッキーマウスプラントに感じが似ています。
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他にも園内で「赤」を見つけました。
↓モミジバフウ(アメリカフウ) Liquidambar styraciflua 北アメリカ~中央アメリカ原産 自然観察林にて。
紅葉トップバッター!!青空に映えます。
こちら、カエデのような葉ですが、フウ科という仲間の植物です。(カエデ属は現在ムクロジ科。)
バラ園でも、気温の低下とともにますます「赤」が冴えてきました!
こちらは、ヴェスヴィアス(1923年以前、サミュエル・マグレディーⅡ/北アイルランド 作出)。火山を彷彿させる赤い花。ハイブリッドティーでは珍しい一重の品種です。ヴェスさん今日は後ろから失礼!