更新日:2022.08.16今年も食虫植物やってます。
今年も食虫植物やってます。
事務所前のテントで、食虫植物を展示しています。ふだん、この展示のために圃場で育てているモウセンゴケの仲間やサラセニア、ハエトリグサ、タヌキモなどが勢揃い。
ウツボカズラとともに落とし穴式で獲物を捕らえるサラセニアの仲間↓太陽が大大大好きで、日が足りないとしっかり、そして美しくは育ちません。同じ落とし穴式でも、こちらは葉が筒状になったもの。ウツボカズラとは成り立ちが違います。ちなみに、食虫植物の捕虫する部分はすべて葉が変化したものです。
はさみ込み式で獲物を捕らえるハエトリグサ↓ サラセニア類とともに北米原産の植物。瞬時に動いて獲物を捕らえるのは、植物界の驚異としか言いようがありません。捕虫のメカニズムが解明されたとしても、驚くべきことに変わりありませんね。今では、組織培養という方法で大量に増やされ、流通しているハエトリグサですが、アメリカ合衆国の限られた地域にしか生息していない貴重な植物で、自生地は保護されています。アマゾンの奥地にでも生えていそうなイメージですが、アメリカというのは、ちょっと意外に感じるかもしれません。
粘着式で獲物を捕らえるビブリス・リニフロラ↓ おもな原産地はオーストラリア。リニフロラとはアマのような花という意味です。オーストラリアは、地域によって気候がちがいますが、こちらはノーザンテリトリーと呼ばれる北部の「不快指数100」のような蒸し暑い場所がふるさとなので、暑さでバテる食虫植物が多いなか、日本の夏にはもってこいの食虫植物。花が良く咲きます。毎年春に種子を播いて育てます。
日本にも食虫植物が生えているということを知ってもらいたいので、数種類展示しました。↓
来年もたくさんの種類を展示出来るようこれからも大切に育ててゆきたいと思います。
展示会は8/21(日)まで。