更新日:2023.03.20江戸のツバキたち
更新日:2023.03.20
江戸のツバキたち
薬草園から下へと降りる石段沿いに、江戸時代より伝わる古典品種のツバキが、咲き出しました。
「紅葉狩(もみじがり)」↓ 独特の渋い暗紅色。
「紋繻子(もんじゅす)」↓ 1859年には記載のあるとても古い品種。
「淡路島」↓ こういった咲き方を唐子咲きといいます。実際は小ぶりの品の良い花。
「花見車」(関東)↓ 輪芯といって梅の花のように、しべが放射状に広がります。肥後椿という品種群も同様です。
「神代椿(かみよつばき)」↓「秋の山」(関西)ともよばれます。大輪で目立ちます。
「狩衣(かりぎぬ)」↓ 通常ツバキ類はしべが筒状に着きますが、こちらはしべが割れたようにつくのが特徴です。丸みのある優しい感じの花。たくさん咲きます。
その他、花車、紀州司、蓮見白、花橘、淀の朝日、黒竜(関西)などが観賞できます。歴史あるこれらの椿はまさに生きる文化財です。