更新日:2021.06.27海の環境を考えよう(第6回)海の公園とアオサ
更新日:2021.06.27
海の環境を考えよう(第6回)海の公園とアオサ
環境月間に合わせ今月は「海の環境を考えよう」と題し、海の公園の環境についてテーマ別にお話ししています。第6回の今回のテーマはアオサです。
夏に海の公園の海辺によく来られる方はご存じと思いますが、6月頃から秋にかけて、「アオサ」が波打ち際に漂い打ち上げられ、緑のじゅうたんのように堆積する光景が見られることがあります。
アオサの大量発生は、海域の富栄養化や海の公園の立地特性などが発生原因の一つと考えられています。
大量に漂着した様子です。一夜にしてこうした光景に変化することもあります。
堆積したアオサは白く変色すると腐敗して異臭を放つため、できるだけ速やかに回収処分を行っています。
このような大量漂着は国内外各地で発生しています。海の公園でも過去には海域にネットを設置し漂着を抑える試みをしたり、再利用の検討にも取り組んできました。改善は容易ではありませんが、これからもアオサ対策に取り組んでまいります。
次回は最終回、海のゴミについてお話しします。