更新日:2018.01.10生きもの館、みんな冬眠中。~卵編①~
更新日:2018.01.10
生きもの館、みんな冬眠中。~卵編①~
先日木の葉を切るために園内を歩いていたら、甘い香りが辺りに漂っていたので、何かなと思ったら満開の日本スイセンでした。園内いたるところで満開になっています。皆様あけましておめでとうございます。
このスイセン、かなり強い毒があるので注意が必要ですが、花は綺麗で香りも良いですね。きれいな花には毒があるとはよく言ったもんです。
さて、身近な生きもの館は日本に暮らす生きものたちを展示しているので、現在ほとんどの生きものが冬眠中です。ヘビたちは動かず、カエルやトカゲは隠れ、虫は様々な形で冬眠しています。カマキリたちは卵で冬眠しますので、何種類か展示してみました。こちらはオオカマキリの卵鞘(らんしょう)です。中には200~300個の卵が入っています。
こちらはハラビロカマキリの卵鞘です。昔幼いころ、これを見つけると大興奮でしたが、金沢動物園の園内ではしょっちゅう見かけます。
こちらはコカマキリの卵鞘。ほかの2種と違い、枝や茎ではなく、平らな壁などに産み付けられています。これは飼育していたプラケースのフタに産み付けられたものです。
卵で冬眠をする虫は結構多いのですが、次回はナナフシの卵をご紹介しましょう。
(飼育展示係 桐生)