更新日:2018.05.15ロクじいさん(アビシニアコロブス)
更新日:2018.05.15
ロクじいさん(アビシニアコロブス)
野毛山動物園のアビシニアコロブス展示場には、オスのソラマメとナッツ、メスのアズキが暮らしています。
ん?あれ?みなさん、もう1頭いるのお気づきですか?
ここです!ここっ!
この個体は「ロク」といいます。
ロクはなぜ、他の個体と一緒に生活していないのかというと、実はとってもおじいさんなのです。若いもんと一緒では生活リズムが違います。群れで生活し、縦社会のサルであれば、年齢とともに、力が落ちれば、群れからの排除対象になることもあります。
寿命は20年ほどといわれていますが、ロクは今年の6月で御年25才となります。
年も年なので、急に食欲がなくなったり、便秘になったりと昨年は体調を崩したこともありましたが、冬を元気に乗り越えて、今では先の写真のように、若者を覗いてはちょっかいを出しています。
展示場から見えないときは、体調が悪いわけではなく・・・
大抵は運動場の日の当たった床の上に寝転んで、ゴロゴロしながら大好きな葉を食べています。ぐーたらです。
そんなロク爺さんですが、他の個体と同じ量のえさを食べ、日々元気モリモリです。
みなさん、もしロクを見かけることがありましたら、応援してくださいね。