野毛山動物園公式サイト

twitter facebook youtube
爬虫類館の近況の写真

更新日:2015.12.21爬虫類館の近況

更新日:2015.12.21

爬虫類館の近況

12月とは思えないような温かさです。園内の紅葉もまだまだ美しく見ることが出来ます。皆様いかがお過ごしでしょうか。



あまりの温かさに、渓流の管理釣り場も紅葉を見ることが出来ます。朝一でも竿先が凍ることもありません。例年だと朝は竿の先に氷の塊ができるほどなのですが。落葉も美しい渓流。癒されます。



10月に孵化したヒバカリの子ヘビは元気にしております。ミミズを食べて大きくなりました。ケースのふたを開けるとチンアナゴのごとく、はたまたヘビ使いの笛の音で鎌首を持ち上げるコブラのごとくミズゴケの中からニューっと首を出し、「餌?」と言わんばかりにきょろきょろします。癒されます。



虫が嫌いな方、申し訳ありませんがお付き合いください。さて、前回ご紹介したアオホソオオトカゲの卵ですが、残念ながら全て腐敗してしまいました。せっかく産んでくれたのに残念ですが、次回に期待です。と言いたいところですが、オスがメスに執着してつきまとい、メスがあまり餌を食べられないようで、やせ細ってしまいました。攻撃するわけではないのですが、これはまずいとメスの展示を中止し、裏で水槽飼育を始めました。1頭になった途端モリモリ餌を食べ、急速に肉付きが良くなっていますので、ある程度太ったら、また展示を再開します。



そしてある意味今年最大級のビッグニュース! 10月産卵のヘサキリクガメの卵5個のうち2個に、検卵をすると血管が透けて見えるようになりました。子ガメが卵の中で育ち始めた証拠です。まだまだ油断はできませんが、無事孵化することを切に願っております。



更にまたまたヘサキリクガメのお腹には4個の卵があります。近々産んでくれることでしょう。