更新日:2015.08.05ホトケドジョウの稚魚誕生!
更新日:2015.08.05
ホトケドジョウの稚魚誕生!
爬虫類館の管理通路が最高39℃まで上がっています。サンルームに至っては40℃を超えております。私は1日3~4回作業着を取り換えています。皆様いかがお過ごしでしょうか
ホトケドジョウの稚魚が孵化し、順調に成長しているのでちょっとご紹介したいと思います。
ホトケドジョウ環境省のレッドデータで絶滅危惧ⅠB類(EN)に指定されています。生息地の環境破壊などが原因でとても数が減っています。この希少種を、横浜市環境科学研究所から寄贈していただき、野毛山動物園でもミヤコタナゴ舎で展示と繁殖を行っています。日照時間を変えたりして様子を見ていると、少しずつお腹が膨らみ始めました。ピンクがかった白いものが透けて見えます。卵?
水槽の中にはメダカの産卵でも使っているローモスという水草を入れてあります。この中にお腹の大きなホトケドジョウが潜り込んだりしているのは確認していました。でもなかなか卵が見つからなかったんですね。
そうこうしているうちに、水槽の水面に小さな稚魚が泳いでいるのを見つけました。2mmくらいでしょうか。親に食べられてしまうといけないので、すぐに稚魚用の水槽に移しました。
今では大きな稚魚で10mm位まで成長しています。もう少し大きくなったら親と一緒の水槽に移します。孵化した稚魚の数はそんなにいませんでしたが、もう少し工夫してより多くの稚魚を育てられるようにしようと思います。
ミヤコタナゴの稚魚は順調に孵化しており、先日展示を始めました。もう1000匹以上孵化しているんで、すごい数ですよ