更新日:2014.09.12リュウキュウヤマガメが産卵しました
更新日:2014.09.12
リュウキュウヤマガメが産卵しました
今年は残暑がないなーと農作物の出来に思いをはせる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
爬虫類館では日常の出来事が多すぎてブログのアップが追い付けていない状況になっております。8月末にリュウキュウヤマガメが産卵しましたのでご紹介します。
リュウキュウヤマガメの展示場には発酵チップが敷いてあります。程よく水分もミストでかけているので、時々白いキノコが生えています。8月末のある朝、「妙に大きなキノコが生えているな・・・。ん?」と思って展示場に入って確認したら、2個の卵でした。あまり掘らず、あまり埋めずで卵の表面が表に出ていたんですね。
実はリュウキュウヤマガメのオスは昨年の10月に亡くなっております。その前、5月ごろには交尾行動を何度か確認しておりました。カメの仲間はメスが体内に精子を貯留しておけると聞いております。ある種では交尾後数年間受精卵を産んだ例があるそうです。そんなわけでリュウキュウヤマガメにも期待していたところでした。昨年は仮設爬虫類館で産卵しなかったので余計うれしいです。
2個産んだうち、1個は腐敗してしまったのですが、1個は微妙に白帯(受精卵の証拠)が出ております。
こんな感じでキバラクモノスガメ、リュウキュウヤマガメ、インドホシガメの卵を温めております。ジムグリの卵も先日3個すべてが孵化し、子ヘビをご覧いただけます。それはまた次回のブログでご紹介ということで・・・。