更新日：2014.06.17

だらだらと雨が降り続いたかと思えば、一転してかんかん照りの日々でございます。園内のトカゲも暑すぎて朝一にしか日光浴に出てきていない今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

前回予告した通り、今回はジムグリのペアリングについてご紹介いたします。

おっと、こちらはジムグリではございません。カイコの野生種、クワコであります。このガの幼虫が私めっぽう好きでして、リクガメの餌、クワを採っているときに見つけると、つい飼い始めてしまうんです。私のツボにはまる何かを持ったガの幼虫なんです。黄色のまゆを作り、成虫になったら放してやります。

そんな私が愛してやまない生き物に、ヘビのジムグリがいます。3年前には繁殖して7頭の子ヘビが誕生しました。さすがに多かったので、しばらく繁殖を止めていたのですが、他の動物園に数頭が貰われていったこともあり、3年ぶりに繁殖させようと1ペアのペアリングをしました。朝一同居させるとすぐに2頭でシェルターに入ってしまったので、放っておいて他の仕事をしていたら・・・。

30分程して見ると、交尾が始まっておりました。

午後になっても続いていました。メスがシェルターから出てきていましたが、オスもくっついたまま一緒に引っ張られておりました。これが5月8日のお話です。

そしてこちらが6月15日のメスです。少々お腹が部分部分で楕円形状に膨らんでおります。きっと卵がこの中で育っているのでしょう。まだ餌を食べているので、産むまではしばらくかかるかと思いますが、産んでくれるのを楽しみに待っている今日この頃です。