更新日:2014.04.19キバラクモノスガメが孵化しました!
更新日:2014.04.19
キバラクモノスガメが孵化しました!
先日アオホソオオトカゲ来園をご紹介しましたが、シャイな彼らはいつも丸太に隠れてほんの少ししかお客様に姿を見せてくれない今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
昨年から、キバラクモノスガメが産卵して卵を温めていますとこのブログでもご紹介していましたが、ようやく子ガメが孵化しました。
4月10日の朝、出勤して仮設爬虫類館の卵を見に行くと、孵化が始まっていました。中から少しずつ卵が割れていきます。当日中に孵化するかなと思ったのですが、なかなか進まないので、孵卵器の湿度を上げてビデオカメラで録画をして夜帰宅しました。
すると4月11日の朝、孵化していました。卵黄もしっかりお腹に吸収され、とても元気でした。
持ち上げて手の上に乗せると、いっちょまえに前足を踏ん張り、逃げようとします。甲長(背甲の長さ)33㎜で、500円玉よりも少し大きいくらいです。とりあえず別の孵卵器を30℃設定にして入れておきました。
2日後にセッティングした水槽に移したのですがすぐに床材に潜ってしまい、全く出てきません。時々写真のように軽く掘って確認しています。
今まで孵化させたカメたちは、卵から孵化しても卵黄が腹腔内に残っているので、1週間前後餌を食べないのが普通でした。この子ガメも4月17日現在まだ一度も餌を食べていないので、まだまだ気は抜けません。ぜひ元気に育ってくれたらと思います。
元気に育てば、8月の爬虫類館リニューアルオープンで展示を始めたいと思いますので、皆さん楽しみにお待ちください。
追伸:4月19日、初めて餌を食べてくれました!