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水鳥のからだ大解剖!の写真

更新日:2014.12.24水鳥のからだ大解剖!

更新日:2014.12.24

水鳥のからだ大解剖!



皆様、メリークリスマス・イヴ!!
クリスマスでも動物園は開園していますよ~(^^)



さて、野毛山動物園にはたくさんの種類の鳥が飼育されています。
写真はアカツクシガモのオス。

(アカツクシガモは、現在健康管理のため展示をお休みしています。)

今回は、水鳥の形態(体の作り)についてご紹介したいと思います☆




上から順番に、まずは…くちばし。



平たく、幅は広くなっています。
このくちばしには、実はすごい秘密があって…普段は見えないのですが、くちばしの縁のところが細かい“くし状"になっているのです!

その貴重な写真がこちら。


よくお客様から、餌と一緒に水も一緒に飲んでしまわないのですか?と質問を頂くのですが、
この突起があることで隙間から水をこしとることができるのです!
なので、水面にある餌だけを上手に食べています!!



(縁がザラザラとしているので噛まれると痛いです)


続いて…足。の、位置


この写真。足の位置が体のやや後方についているのがわかりますか?


足が体のやや後方にあることで、水中でより速く泳ぐことができます。
これは、水の中で泳ぐのに適した位置なのです。


そして足の特徴が、もうひとつ!


それがこの“水かき"です!



指と指との間に水かきがあるので、水をより多くかくことができます。
水かきのおかげで効率よく、早く泳げるだけでなく着水の際のブレーキの役割も果たしています!


厳しい自然界を生き抜くため、鳥たちが身に付けた優れた機能。
野毛山動物園には、10種類ほどのガン・カモ類が飼育されています。
種によって色や形が少しずつ異なるので、ぜひ皆さんの目で確かめてみてください!

(年末年始のため、12月29日から1月1日は休園となります。)

野毛山動物園入ってすぐのバードケージと、入り口から一番離れている大池でお待ちしていま~す!


飼育展示係 矢口