グレビーシマウマ〝キャンディ″ 野毛山卒業です!その2

練習を重ね、ついに迎えた移動日当日がやってきました。

熱中症などを防ぐため、7時半から準備開始となっていましたが、さすが七夕!小雨が降る涼しい日となりました。



これが最後になるんだなぁ…と寂しい気持ちと緊張が入り混じっていましたが、悟られないように平静を装いながら、いつもどおり首をなでて、おはようの挨拶をしました。


ここからが本番です!
(「キャンディ」と担当者の一対一のため、移動箱に入るまでは写真がありません…)

これまで練習したとおり、移動箱の中にペレットを置いて「キャンディ、いってらっしゃい!!」と声をかけると、いつもどおり、「キャンディ」は移動箱の中に入っていきました。お尻と後ろ足が箱の中に入ったのを確認し、寝室と箱の間仕切りを初めて閉めました。

びっくりするのでは…と心配しましたが、全く動じることなく、ペレットを食べていました!最初から最後までいい意味で予想を裏切ってくれた「キャンディ」。

しかし、間仕切りを閉めるまでは平静を装っていた担当者はというと、閉めた途端に手が震え…移動に備えて履き替える安全靴をスムーズに履くことができませんでした(笑)


その後は飼育係が協力し、移動箱の蓋を閉めて輸送の準備をしました。





キャンディも周りの様子に聞き耳をたてながら、おとなしく待っていてくれました。



千葉市動物公園まで運んでくれるトラックが展示場に入ってきました。



そして、ユニックで釣り上げ、トラックに載せました。





最後に「キャンディ」の様子を確認しました。



千葉市動物公園でもみんなに愛される存在になるんだよ、頑張れ「キャンディ」!
いつか「キャンディ」がお母さんになれる日を夢見て、見送りました。



寂しいけど、「キャンディ」とグレビーシマウマの未来のために、7月7日に野毛山卒業です。

これまで野毛山動物園の「キャンディ」を愛してくださった皆様、本当にありがとうございました。これからは千葉市動物公園の「キャンディ」をよろしくお願いします!

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