更新日:2014.06.30夏がすぐそこに。
更新日:2014.06.30
夏がすぐそこに。
シロテンハナムグリのカップルです。
5~9月にかけて活動し、樹液などを吸って生活しています。
夏はすぐそこですね。
ある晴れた休園日。
僕はバケツとスコップを持って“あるもの"を探しに繰り出しました。
Q. 探し物はなんですか~♪
A. ミミズです。
Q. 見つけにくいものですか~♪
A. これがまた探そうとすると、見つからないものなのですよね。
いました!!
なぜ、ミミズを探していたかと説明いたしますと
ニホンアナグマの大好物がこのミミズをはじめとする地中生物なのです。
漢字では『穴熊』と書きますが、
クマの仲間ではなく、イタチの仲間です。
地上で生活しながら、虫や果実、芋などを食べて暮らしています。
動物園では以下のようなエサを与えています。
この中でも鶏頭や馬肉、バナナ、サツマイモが好きなようですが
ミミズは別格のようです。
また、土ごとミミズを与えることで
アナグマの食べ物の探し方を観察することができます。
土ごと容器に入れたところ、早速近寄ってきました。
宝探しの始まりです♪
鼻を土に突っ込み、匂いを頼りに探していきます。
鼻を土に突っ込み、匂いを頼りに探していきます。
無我夢中です。
我に返った時には顔が泥んこです(笑)。
ミミズを探しながらこんな生き物も見つけました。
カブトムシの幼虫です。
卵から孵ってから2回の脱皮を終えた3齢幼虫。
もうすぐ蛹となって今夏、子どもたち(大人も?)の人気者である成虫になります。
土の中で夏を待ちわびている生き物もいるんですね。
アナグマ共々、動物園でお待ちしております☆
飼育展示係 植竹雅行