更新日:2015.03.30春のほっこりしたお話。
更新日:2015.03.30
春のほっこりしたお話。
つい最近、それを身近に感じる機会がありました。
とある春の朝。
レッサーパンダ舎での出来事です。
飼育係の朝は、動物の健康チェックから始まります。
「おはよう」の挨拶とともに、ご機嫌うかがいのリンゴをあげようと思い、
果物が入っているバケツをいつものように開けてみると・・・
こんなにおめでたいリンゴが1個入っていました!
なんだか嬉しくなったので、まずは長老であるミーミー(20歳)に報告です。
「ミーミーさん。祝リンゴが入っていましたよ!」
ミーミー「おっ。今朝は丸ごと食べていいのかね?」
リンゴの良いにおいに誘われ、思わず丸かぶりです。
ミーミーが豪快にかじりついた「祝リンゴ」には、こんな立派な歯形がついていました。
もったいない気持ちでいっぱいでしたが、さすがに丸かぶりでは味わえないので、
いつものようにスライスして、全頭にプレゼントしました。
デール「いつものより、美味しく感じるね!」
ミーミーの娘であるデールも「祝リンゴ」に満足したようでした。
(格子で見にくいですが、しっかりリンゴを握っています)
朝の時間は慌ただしく過ぎていきますが、ちょっとした変化で、
こんなにも「ほっこり」できるものですね。
飼料さん、ありがとうございました。
(飼育展示係 大谷)