更新日:2021.04.19~ アオキミフクレフシ ~
更新日:2021.04.19
~ アオキミフクレフシ ~
アオキミフクレフシ?
いったい何でしょう?
どこで区切るかというと、
アオキ ミ フクレ フシ
まずは、アオキとは植物のアオキです。
雄株と雌株があり、雌株には赤い実がつきます。
春先、花が咲くので、よく見ると雄株と雌株がわかります。
こちらが雄株の花
目をこらすと花粉があるのがわかります。
こちらが雌株の花
花粉はありません。
あれ?この雌株、まだ花がつぼみのうちに、もう実がありますね。
この時期、実はないはずなのに...。
でも何か感じが違う。
アオキの実は真っ赤で楕円形をしているのですが、これは形がいびつで、色もまだらです。
そう! これがアオキミフクレフシの正体です!
熟していない実が膨らんでいる状態。
ミ が フクレ ているということです。
なぜこうなるのか?
それは、昆虫、ダニなどがこの中で暮らしているからです。
中に棲む生き物の影響で植物が特有の形に変化してしまいます。
いわゆる、「虫こぶ」と呼ばれるものです。
なので、アオキの実が虫こぶで膨らんでいる状態をアオキミフクレフシと言います。
フシ とはこれが病気とかではなく、昆虫などが原因で変化したもの「虫こぶ(虫えい と呼ぶことも)」であるということです。
虫こぶは、特定の植物に特定の昆虫などが棲み着くので、その種類によって様々です。
葉っぱのブツブツが虫こぶ
この「アオキミフクレフシ」の中には
タマバエの幼虫がいるらしいです。
中身を確認していないのでわかりませんが。
何かおかしいな~と思うところには、いろいろ理由があるので調べてみましょう!
※今回から「ズーラシア春夏秋冬」ブログがは新しいカテゴリで掲載することになりました。
過去に「ブログdeズーラシア」に掲載したものも、こちらに移したのでご覧ください!
鈴木