更新日:2022.11.18ウンピョウが来園しました!
ウンピョウが来園しました!
10月21日、アメリカのタンガニーカ・ワイルドライフ・パークからウンピョウの「ステイシー」(メス)が来園しました。ダラス・フォートワース国際空港からフランクフルトを経由して、飛行機で約2日間かけ、夜の10時頃ズーラシアに到着し、まずは動物病院で検疫を行います。
到着した日は、輸送箱から全く出てこなかったため、寝室の中に輸送箱を入れたまま餌をつけてそっとしておきました。翌日、私が様子を見に行くとすぐに輸送箱の中に隠れてしまいますが、餌は食べており、元気そうな姿にほっとしました。
初めの2日間は、私の姿を見ると箱の中に隠れるということを繰り返し・・・なかなか姿を見ることはできませんでしたが、人がいなければ部屋の中を探検しているようで餌は全部食べ、餌の骨もいろいろなところに移動していました。
来園から3日目、徐々にですがこちらの様子を見に出てくるようになりました。
そしてその翌日、輸送箱を部屋から出すことができました。以来、お気に入りなのは、すのこの上。場所にも人にも慣れてくると、トングで餌を食べるようになりました。将来的にハズバンダリートレーニングに結びついてくれれば、動物も人もストレスを減らし採血や注射などできることが増えてきます。
約2週間後、麻酔をして採血やレントゲン等の健康診断を行い、検疫終了となってウンピョウ舎へと移動しました。
まだウンピョウ舎に移動したばかり。これから新しい場所に慣れ、展示場に出る練習もしなくてはなりません。いつ展示場デビューできるかはステイシーしだいですので、温かく見守っていただけるとうれしいです。
また、今回のステイシーは「横浜市動物園基金」を活用して海外から来園することになりました。国内ではズーラシアにしかいないウンピョウの未来にステイシーが貢献してくれることを願っています。
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動物病院 野村