更新日:2023.04.02エミューのたまご 2
更新日:2023.04.02
エミューのたまご 2
こんにちは!アカカンガルー・エミュー担当です!
さて、前回のブログの続きです。
(前回のブログ:エミューのたまご 1)
まず話の前提として、ズーラシアではエミューを計画的に繁殖させています。
そのため今回は、こちらの卵を標本にすることにしました。
唐突ですが動物園の役割の一つに「教育普及」があります。
簡単に言うと動物の生態や生息環境のことを多くの人に伝え、知ってもらい、その知識をもとに行動してもらおうと働きかけることです。
例えばズーラシアでいうと、どうぶつ教室やとっておきタイムなどがその一環と言えるでしょう。
そのような活動の際に活用するために、今回回収した卵を標本にしました。
ちなみに作り方は、小さな穴をあけ、その穴からシリンジで空気や水を入れて中身を押し出します。
が、今回メインで紹介したいのは、標本の作り方ではなく、卵の中身です。
前回のブログでも紹介した通り、エミューの卵は私達が食べている鶏卵の約10倍ほど。殻からして大きいのですが、中身も絶対に大きいはず!そこで中身をじっくり見てみることにしました。
それがこちら。
大きいですね...
大きすぎて黄身が崩れないように殻を割ることが出来ませんでした...
しかもただ大きいだけではなく、殻の外側は鶏卵よりざらざらしてしっかりとしています。そのうえ、殻の厚さが1㎜もあります!
そりゃなかなか割れないわけです。写真の端に移りこんでいる工具で叩いて割りました。
もしかしたらエミューの卵と出会えるかもしれません。ズーラシアにご来園の際は様々なプログラムにぜひご参加ください。
アカカンガルー・エミュー担当