更新日:2024.08.21まちがえないでね🦡
まちがえないでね🦡
SNS等でニホンアナグマの情報を調べていると、ハクビシンやタヌキと勘違いして投稿されているのをよく見かけます。
特にハクビシンと間違えられていることが多いので比べてみましょう。
まずはニホンアナグマ↓↓【ニホンアナグマの特徴】
・目の周りの黒い模様は縦長
・穴掘りに適した前あしの長い爪
・がっちりとした体つき
・やや短いしっぽ
・小さく目立たない耳
続いてハクビシン(ズーラシアでは飼育していません)はこちら↓↓【ハクビシンの特徴】
・顔の中心に白い線
・耳や目の下に白い模様
・細長い体
・長いしっぽ
こうやって比べると全然違うのに、よく間違えられてしまうのはなぜでしょう...?
恐らくパッと見るとニホンアナグマの目の周りの黒い模様が目立ち、鼻筋が白く見えることからハクビシン(白鼻芯)と勘違いしてしまうのだと思います。
ハクビシンは尾が長く、ニホンアナグマは尾が短めなので知っていればシルエットだけでも見分けがつきますよ!
ホンドタヌキとも比べてみましょう↓↓【ホンドタヌキの特徴】
・目から顎にかけて繋がる黒い模様
・耳は丸みのある三角
・肩から足は黒い
アナグマとタヌキも昔から共に夜行性であり、体毛の色が似ていることなどから混同されています。
アナグマの方が足が短くがっちりしているのと、目の周りの模様が異なるのがポイントかなと思います。
ズーラシアではニホンアナグマとホンドタヌキは隣で暮らしているので、ぜひ見比べてみてください。
同じ日本に暮らす動物であるにもかかわらず、タヌキやキツネなどに比べ少し影が薄いと言われるアナグマ。
しかし、冬は脂肪を蓄えまるまるになったり、穴掘り名人だったり...知れば知るほど、とっても魅力的な動物です。
このすばらしき日本固有種を知らないのはもったいない!ということでこれからもニホンアナグマに興味を持ってもらえるよう魅力を発信していこうと思いますー!