更新日:2024.08.28モイとホア進展!!
モイとホア進展!!
みなさま、こんにちは。
お盆も過ぎ、暑すぎる夏もあと少しでしょうか...?
さて、今日は以前ブログで同居の練習をしています。とご報告した2頭のその後です。
(その時のブログはこちら:同居の練習をしています!)
アカアシドゥクラングールのモイ(オス・9月で5歳)とホア(メス・4歳)はどちらもちょうど性成熟を迎える年齢であり、ペアになり繁殖を目指していく予定の2頭です。
12月から少しずつ同居の練習を始めて、4月には朝同居して、夕方群れに戻るということができるくらい長く一緒にいられるようになっていました。
その後も同居をお休みする期間も時々つくりながら、練習を続けてきました。
2頭は一緒になると、お互いを気にするよりも群れに帰りたくてよく鳴き、午後には落ち着く、という日々。
(↑ここからサブ運動場にいる群れの仲間たちを見ています)
少しずつ2頭でいることに、そして群れから離れて生活することに慣れてもらいます。
もちろん餌も食べずに落ち着きなく過ごすようであれば無理に続けず、同居をやめることも視野に入れていました。
しかしホアもモイも、鳴いてはいても、食べる!!
そして午後には落ち着く。ので大丈夫であろうという判断でした。
そうして同居を進めると群れにも変化が表れはじめました。
モイの群れは特に変化はなかったですが、ホアの群れはホアが群れから離れることが分かるのか、最初は同居から戻ってきたホアをすぐに受け入れ一緒に餌を食べていましたが、徐々に戻ってきたホアに対して少し距離を置くような様子が見られるようになりました。
ホアもそれを感じるのか自らグイグイ甘えにいくことは少なくなっていました。
(↑以前は母ワニにぴったりくっついていることも多かったホア(左))
一晩過ごせば元通りなのですが、今まで母のワニについてまわっていたホアが離れて過ごすようになり、サオとの力関係にも変化がありました。
そんな変化を感じつつ、気温の高い時期に2頭を分けると予定していたので、
ついに!
8月6日から、そのまま夜間2頭で過ごすことにしました。
(↑8月6日の朝の写真。母ワニと妹ダオとの3ショットはこれが最後!)
(↑こちらも8月6日の朝。家族写真も撮り納め)
夕方の時点では餌をもりもりと2頭で食べてはいましたが、食べ終えた後も別々のところにいたり、モイがホアに近づくとホアが逃げる!という様子でした。
(↑8月6日の夕方、なかなか2頭が同じ方向を向いてまったりするという雰囲気ではありませんでした。)
日中だけ分けている間はどうしても群れに帰りたくて鳴いてしまう。
これはしょうがないと思っていました。
でもきっと群れに戻れないことが分かれば、2頭で仲良く暮らすでしょう。という私の予想と願望は、翌朝獣舎に行ってみて確信に近づきました。
翌朝見にいくと、同じ台の上で一緒に座っていたのでした(∩´∀`)∩
距離縮まってる!!!!と思い、嬉しいのと同時にホッとしました。
その日から終日同居し、2頭で過ごしています。
長くなってしまったので、その後のお話はまた次回にします。
お楽しみに☆
【飼育展示係 くわばら】