更新日:2024.08.30ららこ(仮)の体重測定
ららこ(仮)の体重測定
どもーー!
オカピ担当です。
オカピの赤ちゃん(以下『ららこ(仮)』)の成長について、しっかりおっぱいを飲めているのか?大きくなれているのか?その指標になるのが体重です。
人の赤ちゃんも授乳前と授乳後に体重を計測することで、どれくらいの量のおっぱいを飲んだかを調べます。
オカピの場合、体重を測定したいからといって毎回赤ちゃんを捕まえて体重計に乗せるわけにはいきません。
(そんなことをしようものなら、ララが飛んできて怒ります・・)
担当者とララ&ららこ(仮)の良好な関係を保つためにも、安心&安全に計測する必要があります。
そこで登場するのがコレ↓
この箱はオカピの巣に見立てた『クリープ』と呼ばれるものです。
野生のオカピは常に親子で一緒に行動しているわけではなく、子どもが幼いころは安全な巣に子どもを隠して、母親が餌を食べに行く。という育児をするそうです。
またオカピのお母さんは子どもの毛づくろいを頻繁に行います。
オカピの舌は猫の舌のようにザラザラしているので、毛づくろいのために同じ場所を舐められすぎると、そこから血が出てしまったり、時には尻尾の先がなくなってしまったりするのです。
そんな時に子どもの避難場所になるのが『クリープ』なのです!!
子どもは入れるけど、おとなは入れない入り口の高さにすることによって、子どもだけのスペースにすることができます。
そしてそのクリープ内に体重計を設置することで・・・
こんな風に計測できるわけです。
8月1日(生後2日目)・・・15.5kg
これがららこ(仮)出産後初めての測定です。
もう少し快適な場所にしたい。(時期的にも暑かったので・・)
ということで、ちょっと改良↓
扇風機つけてみました。
8月18日(生後19日目)・・・22.3kg
ゆっくりですが、順調に成長しています♪
このクリープを作成した方が育児がスムーズにいくよ!という情報は、海外のオカピを飼育している動物園やオカピの保護施設の方たちが協力をして飼育データを集めて、オカピの飼育ハンドブック(飼育をする上でのマニュアルのようなもの)を作成していたために、事前に準備をすることができました。
もちろん動物は一頭ずつ性格も違うので、その動物の行動を見ながらどんな環境が過ごしやすいか考えていく必要があります。
ララ&ららこ(仮)にとって、どんな環境が快適なのか。
これからも成長を楽しみながら観察して改善いこうと思います!
◎●◎ オカピ担当 藤澤 ◎●◎