更新日:2019.12.11おこめの話。
更新日:2019.12.11
おこめの話。
昨年初開催でした、こめとは何か?の疑問にお答えする『こめ展』今年も現在開催中です。今年も当園で栽培したイネの乾燥標本を展示しています。そして今回はなんと、なかなか日本では目にする機会の少ない「浮きイネ」の標本もご覧いただけます!浮きイネとは、東南アジアの雨季に田の水深が4mほどにもなる地域で栽培されるイネで、ふつうのイネですとと水没して呼吸が出来ず枯れてしまいますが、浮きイネはすばやく伸長することによって、そのような深い水深にも適応して育つことが出来ます。
当園栽培の浮イネ。現地では4~5m(もしくはそれ以上)もの高さ(長さ)になります。(画面の都合上横位置で載せています。)
自家製標本が並びます。シャーレの中は米粒の標本です。
こちらもなかなか目にすることのない生体展示の野生のイネ。たいへん晩生(おくて)で現在、穂が上がってきました。展示にはグッドタイミング!!!本当に良い子です。
横浜市八聖殿郷土資料館様にご協力いただき、昔ながらの農機具も展示しています。この場を借りて厚く御礼申し上げます。こちらは唐箕(とうみ)。ほかにも色々な道具を見ることが出来ますので、是非こども植物園に足をお運びください。
『こめ展』は来年1月15日(水)まで開催です。期間中、休館日もございますのでご注意を!