更新日:2020.11.15写真展と菊とバラ
更新日:2020.11.15
写真展と菊とバラ
今年も、こども植物園と児童遊園地の植物や景色を題材にした「こども植物園写真展」が始まりました。展示協力の「写真サークル・どんぐり」の皆様、今年もありがとうございました。展示は29日(日)までです。
ー今日の野菊ー
「ナカガワノギク(那賀川野菊)Chrysanthemum yoshinaganthum」
分布:徳島県(那賀川中流域)
那賀川の中流域の岩場に極限して自生する、大変珍しい種です。那賀川の激流に適応した渓流型のキクで、葉はほそ長く、おおまかには先が3つに分かれていて、基部はくさび形をしています。リュウノウギクと共通の祖先をもつとも考えられ、なるほど、よく観察すると形態的に共通している部分が多いです。自生地では他の種と同様、個体差が多いですが、総じて野生菊の中では、比較的大きめのしっかりした花を咲かせます。そのためか、日本のキクではないと思われることもあるようです。リュウノウギク同様、開き始めの舌状弁は桃色がかっており、開花終盤にはまた紅が乗ります。
ー今日のバラ・殿堂入り品種ー
「パパメイヤン Papa Meilland」
系統:ハイブリッド・ティー HT
作出年:1963年
作出者:アラン・メイアン(フランス)
1988年のシドニー(オーストラリア)大会にて選出されました。
黒バラの名花。香りも濃厚です。殿堂入りしなくとも、バラ好きならみんなが知っている品種ですよね。ピースから殿堂入り2品種目のメイアン家のバラです。メイアン強し!