更新日:2020.12.16ノチェブエナ
更新日:2020.12.16
ノチェブエナ
あと、一週間でクリスマスですね。クリスマスにちなむこの言葉、ノチェブエナ...この響きが頭から離れません。それって何のことかといいますと、クリスマスには欠かせない鉢花「ポインセチア」の、原産地メキシコで使われるスペイン語の呼び名なのだそうです。意味は「ブエナ buena...良い、ノチェ noche...夜」、それが転じて聖夜のことを指します。この植物には、英名の「ポインセッティア(旧学名でもある)」、学名の「エウ(ユー)フォルビア・プルケリマ」、和名「ショウジョウボク(猩々木)」そしてこの「ノチェブエナ」といろいろな名前があります。寒さが苦手だけれど、寒い時期に鑑賞されるこの植物、一般家庭で維持するのはなかなか難しいものです。
こちらは、多肉温室のノチェブエナ。3年前のクリスマスの植物展示に迎えた2株を今年やっと植え替えて圃場で育てたもので、2回りほど大きな木になって花を咲かせてくれました。本来3mの高さにはなるノチェブエナ。3m目指して、がんばって大きくなって欲しいと思っています。
ポインセチアは、パテント制度を取り入れた最初の植物で、無断で営利目的での栽培は出来ません。こういった園芸植物は、はやりすたりが著しく、昔の品種は一度失うと、手に入れるのが難しいこともしばしば。みなさんも、いまある株は、大事に育ててくださいね。ちなみに写真の品種は「イチバン」です。