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木原博士由来のアサガオの写真

更新日:2021.09.02木原博士由来のアサガオ

更新日:2021.09.02

木原博士由来のアサガオ

こども植物園は、栽培コムギの祖先種を発見したことでも有名な、理学博士の木原均博士の研究所である『木原生物学研究所』の跡地に建てられた植物園です。園内には、博士に縁のある植物を見ることができます。今日は、この時期にしか見られない、スペシャルなアサガオを2種類紹介します。

こちらは、「ムラサキ」という品種。(アサガオの仲間展にて展示)↓ 木原博士が、京都大学の教授をしていた頃から栽培・育成していたそうで、現在でも、標準系統として、アサガオの研究材料として使われています。名前はムラサキですが、実際の花色はどちらかというと紅色です。とても花着きが良くで、暑い日でも、11時頃まで咲いています。

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こちらは、野生型のアサガオで『北京・天壇』と呼ばれている個体。↓

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1938年に木原博士が、中国、北京にある天壇公園で採集したアサガオで、日本へ奈良時代に渡ってきたアサガオと同じ系統だそうです。早咲きで、5月に播けば、6月下旬には開花します。日の出とともに開花し、8時頃にはしぼんでしまう、まさに朝の顔。(なので、展示向きとは言えません。)でも、冷房の効いた涼しい場所では、すこしだけ花を長持ちさせることができます。写真の株は、展示研修館1Fの入り口の中にて展示しているもので、特に今日は涼しいこともあり、10時くらいまで咲いていました。赤みの無い青がなんともさわやかですね。この「北京・天壇」、木原博士にゆかりのある、こども植物園で咲かせることにとても意義を感じています。(開花のタイミングが合わず展示しない場合もあります。ご了承ください。)