更新日:2022.10.22ネイミング
更新日:2022.10.22
ネイミング
世の中には、スモーク・ツリー、またはケムリノキという名前でよばれる植物があります(当園では花木園に)。ウルシ科のコティヌス・コッギグリアという中国原産の樹木のことです。ところで、バラ園には、北アメリカ原産のミューレンベルギア・カピラリスというイネ科の植物が見頃ですが、この植物を見るたびにケムリノキのような雰囲気だと思っているんです。この存在感バラと互角に渡り合っています。↓
このモワモワした向こう側がかすむ感じ、けむりっぽいですよね? スモークツリーがあるなら、スモークグラスがあるのでは?検索してみると、すでにパニクム・カピラレという別の植物が切り花の世界ではスモークグラスとよばれているのを発見。でも絶対このミューレンベルギアこそ「スモーク・グラス」と呼ばれるにふさわしいと思いませんか!!ところで、こういったグラス類は、性質も丈夫でセンス良く植栽すれば(←ここが重要)ガーデンの脇役としてでなく主役にもなりえるとってもおすすめの植物です。
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ネイミングといえば、相談所前のこのふたつのアサガオ。メキシコ原産のソライロアサガオの色違いですが、青花には「ヘヴンリー・ブルー」、白花には「パーリー・ゲイツ」という品種名が付いています。ヘヴンリー・ブルーはそのまま天国(天空)の青なんですが、パーリー・ゲイツはというと、直訳は真珠の門なのですが実は聖書に出てくる、天国の門の事なんですね。つながった!!このふたつ関連した名前がつけられていました。こういうことって知るととってもうれしくなります!
まさに天空の青↓
白花は見かけることが、少ないかもしれませんね。