更新日:2022.12.21わら色の展示室
更新日:2022.12.21
わら色の展示室
恒例となりつつあります『こめ展』開催中です。今年も横浜市八聖殿郷土資料館様より農具展示のご協力を賜りました。ありがとうございました。
これらの農具は、左にある「米俵」を作るために作りだされた道具といっても過言ではないでしょう。そう、年貢を納めるためです。
今年も、圃場で育てたイネの乾燥標本を展示しています。
浮きイネ。↑
もっと大きく(高く)したいのですが、水深4mを作るのは至難です。どなたか良い方法を教えてください...。
こちらも珍しい野生のイネ。↓
野生のイネには「のぎ」があります。↓ のぎとは、イネやムギ類などのイネ科植物の頴(果実の殻)の先端にある針のような突起のことです。
こちらは古代米の系統である「神丹穂(かんにほ)」。↓ 野生種同様はっきりのぎがあります。
こちらは、ご存じ「こしひかり」。↓ のぎはほとんど見られません。
農業作物として見た場合、のぎはムギ類にはほとんどの品種に残っていますが、イネの品種にはほとんどの品種で痕跡を残すのみとなっています。のぎがあると、収穫の時にはちょっと?痛いですものね。味もさながらのぎに関しても選抜淘汰の対象だったのでしょう。
今年も、農家さんの田んぼで刈り取らせていただいた(手刈りです)イネではざ掛けを作りました!
こちらの展示は来月15日までです。