更新日:2023.07.12水辺にて
水辺にて
今日も暑いですね。おとといよりは、湿気が少なくなったような気もしますが、いかがお過ごしでしょうか。こう暑いと水辺が恋しくなるものです。今日、池をのぞいてみると、北方系の植物で神奈川県内では見ることのまれな「オオアカバナ」アカバナ科 が良く咲いていました。一説では、横浜の自生地には水鳥が運んできたのだろうといわれています。こちらは、開発で消滅してしまう場所であるために採種された種子を播いたもので、昨年から当園が系統保存を始めています。湿地の植物なので、水を多めして栽培する必要があります。そこで今年は1鉢、事務所前の池に鉢を沈めようすを見ていましたが、やはり調子がよく育っています。池の水が開園中、たえず動いているのもプラスになっていると思います。↓
こちらは「アサザ」ミツガシワ科 ↓
黄色い花色以上に、花弁のエッジの繊細さがなんとも言えません!!こういった水草たちは、生育できる自生環境が少なくなってしまった今日、絶滅が危ぶまれている種類がたくさんあります。残念なことに、「アサザ」は今現在神奈川県では野性下では絶滅したことになっています。
「ナガバミズアオイ」 ミズアオイ科 北アメリカ原産です。↓
一つ一つの花は小さいのですが、よく見ると日本の「ミズアオイ」とそっくり! さすが同じ仲間ですね。淡いブルーの花は、水の妖精っていう感じがしますがどうでしょう?どちらかというと、学名の属名「ポンテデリア」の名で知られている植物です。
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ふと横に目をやると解説板の金属枠に止まっていた「シオカラトンボ」。 まったく動かず、「撮っていいよ、私の美しさを堪能してね。」といってくれているみたいなので、パシャリ。よく見かける種類ですが、こうして見るとまるでオブジェのよう。スティールブルーというのでしょうか、グレイッシュなブルーがスタイリッシュで止まっている金属とベストマッチ!↓
追記こちらは、「オオシオカラトンボ」でした。
最後に、タヌキモを発見。 展示用に栽培していたものが、なぜか逸脱したのかもしれません。であるならば、「イヌタヌキモ」か「オオタヌキモ」のどちらかということになりますが...。ここの居心地がよいのなら、どんどん増えていってほしいものです。↓
今年も『食虫植物展』をおこないますので、お楽しみに!!!