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世界の平和を願って名付けられたバラの写真

更新日:2023.11.27世界の平和を願って名付けられたバラ

更新日:2023.11.27

世界の平和を願って名付けられたバラ

1976年世界バラ会議において殿堂入り第1号に選ばれたバラが「ピース」です。
クリームイエローの花弁にピンクの覆輪が特徴です。
蕾の頃は、濃いピンクですが、開花すると淡い色の覆輪になります。
バラといえば「ピース」といわれるほど名声を得た品種です。↓

ピース2.jpg
このバラは、フランスのバラ育苗家メイアンが育種していた品種で、
第二次世界大戦終了期の1945年、パサディナ(カルフォルニア州)で開かれた
太平洋バラ会議において、戦争のない平和な世界を願って
「ピース」と命名されました。
蕾のピース↓
ピース蕾.jpg
系統は、ハイブリッド・ティーです。
その後、多数の名花を生み出すことになったバラの育種史上、極めて重要な品種で、
「20世紀の傑作」と呼ばれています。
また、横浜と「ピース」の繋がりも深く、「ピース」が日本人に初めて紹介されたのは、
横浜で開催された世界貿易博覧会でした。

こども植物園のバラ園では、殿堂入りのバラを年代ごとに植栽しています。
21世紀の現代でも戦争や紛争が絶えませんが、世界の平和を願いつつ、
「ピース」をご覧いただければ幸いです。