更新日:2017.03.21レッサーパンダ2頭の関係
更新日:2017.03.21
レッサーパンダ2頭の関係
レッサーパンダは1月から3月が恋の季節。仲睦まじい姿を12月6日のブログでも皆様にお伝えしました。
今シーズンは、1月と言わず12月からメスのきんたと、オスの賢健(ケンケン)が仲良くしていました。
そのせいか、今年は恋の終わりも早かったようです。
朝、寝室から展示場へ出ると、離れて過ごします。
右が賢健、左がきんたです。東屋には一緒にいません。
すれ違う時も、さっとかわします。
時に距離が縮まったときは・・・(右がきんた、左が賢健です)
賢健の熱い視線を感じながらも、さっとすれ違い、
きんたは、お気に入りの東屋の中へ。賢健はあきらめたように別の場所へと向かいます。
1月には、毎朝お互いの体をなめあっていたのですが、あっさりしたものですね。
レッサーパンダは一般的に13才を越えると高齢といわれています。
ですから、今年17才をむかえるきんたは、かなりのおばあさんということになります。
ここ2年は仲はよいものの交尾はみられていません。
この2頭の力関係はというと、年の功か生まれながらの性格か、きんたが優位です。
まだ恋の季節を引きずっている賢健が、きんたへ接近すると、ガウッとパンダパンチをお見舞いします。
日中は1頭でいるよりも、2頭でいたほうが適度な緊張感があり互いにいい影響があるようです。
それが可能なのは、穏やかな賢健の性格のお陰です。
パンダにとって春の始まりは、恋の終わり。
今後も付かず離れずの2頭を温かく見守ってくださいね。