更新日:2022.11.12【しましま便り】赤ちゃんの初めての1週間
【しましま便り】赤ちゃんの初めての1週間
10月31日に誕生したグレビーシマウマの赤ちゃん。
明るい茶の毛色、尻尾まで続く縮れたたてがみは、赤ちゃんの特徴です。
また、誕生のご報告には、たくさんのお祝いの言葉をいただき、ありがとうございます。たくさんの方々が楽しみに待っていてくださったこと、本当に嬉しく思います。両親の「ココロ」と「ラッキー」に代わり、お礼を申し上げます!(※赤ちゃんの動画はSNSで不定期便の「しましま便」でゆるくお届け中です)
現在、親子はとっても元気です。
ちなみに、お母さんの「ココロ」は、出産から3日目くらいから警戒心が強くなり、戦う母になっています。赤ちゃんを守ろうとする行動なので、良い母親の証です。
(外を警戒するココロ)
ただ、「ココロ」の緊張は赤ちゃんにも伝わってしまうため、今は子育ての良い環境を作ることが第一と、担当者は作業に入る際には、「私、赤ちゃんには興味ないですよ~」という雰囲気を最大限に演出して作業を行っています。
また、赤ちゃんの様子も日々変化があります。
11/2には、おぼつかなかった足元もだいぶしっかりしてきました。
行動面では少しずつ好奇心が見え、母の近くで周りのものをビクビクしながらも探索したり、ココロの真似をしてワラをくわえてみたり(乾草とワラの区別がまだついていませんが...)。
11/3頃には、担当者にちょっと近づいてみては、すぐ母の後ろに逃げたり。
(気になるけれど、目を合わせてはいけない気がしてる?)
生まれたばかりの頃は、ミルクを飲んでは座りを繰り返していましたが、11/4頃には、日中は座って寝る時間が減り、立ったままウトウトしています。
(日なたでウトウト...)
11/6頃には常に「ココロ」の後を追いかけていた赤ちゃんが、隣の部屋で過ごせるようになったり、寝室の中を走ったり(担当者の心の声:怖いからやめて...)と、成長著しい毎日です。
そんなわけで、順調に成長していることが確認でき、そろそろ展示場に出る練習を始めようと、休園日の11月7日から開始しました。(初練習についてのご報告は、長~くなるので、また後日ご報告します。)
なお、展示練習の事前告知は行わない予定です。
しばらくの間は、天候や気温、動物たちの状態を確認しながら、そして、静かな時間を選んで、寝室と展示場を開放して実施となります。
シマウマは突然の音や動きなどに敏感で、不安や興奮からパニックになると、慣れた場所でも衝突などの事故が起きる可能性があります。また、先にもお伝えしましたが、「ココロ」は赤ちゃんを守るため警戒心が強くなっていますので、展示場練習は静かに見守っていただきたいからです。
(お外は好きみたいです)
赤ちゃんよりも「ココロ」の方が落ち着かないことが多いため、展示練習に遭遇したみなさんも「ココロ」が警戒しているときは、興味ない風を装ってくださいね。
(守るものが増えて、嬉しさとハラハラも増えました 落合)