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2025年ヘビ年と日本産ヘビ展④の写真

更新日:2025.01.222025年ヘビ年と日本産ヘビ展④

更新日:2025.01.22

2025年ヘビ年と日本産ヘビ展④

ヘビ年と日本産ヘビ展を期間限定で実施していましたが、114日にイベントは終了しました。

ありがとうございました。

また、このブログでは当イベントで展示した種の紹介を続けていこうと思います。


さて今回からはシマヘビの紹介をしたいと思います。

シマヘビは名前の通り体に4本の縞があるヘビで、アオダイショウとは違い主に地上で生活をします。餌はネズミ、小鳥、トカゲ、他種のヘビ(共食いも含む)も食べますが、カエル類を主食としています。また、地上で暮らしているため交通事故のリスクが高く、現在生息地が少しずつ減ってしまっているのが現状です。


そんなシマヘビですが、当園で展示していたシマヘビはちょっと変わり者。

シマヘビ(黒化個体).jpeg

黒いシマヘビです。

いわゆる黒化個体というもので、メラニン色素の異常(突然変異)により生まれてきます。

また、シマヘビの黒化個体をカラスヘビと呼ぶこともあります。

このカラスヘビの中でも縞がうっすら見える個体と、黒が濃くて縞が見えない個体もいるそうです。


さて、このカラスヘビについて少しご紹介したいと思います。

皆さん東京都の離島「伊豆大島」はご存じでしょうか?

ツバキ油が有名で、食べ物だとアシタバの天ぷらとか。

そんな伊豆大島にもシマヘビは生息しておりますが、なんとすべて黒化個体のカラスヘビなんだそうです。

ですが、なぜ黒化個体ばかりいるのかは現在わかっていないようです。

生き物っておもしろいですよね。


野毛山動物園 筋トレ部部長 多田