更新日:2016.09.084/18生まれのアカエリマキキツネザルの子ども成長中
更新日:2016.09.08
4/18生まれのアカエリマキキツネザルの子ども成長中
子どもの母親は、ここ最近連続して出産している通称「おかあさん」。今年の繁殖シーズンは、群れ全体がメスの順位争いで落ち着かない状態のなか、おかあさんは出産をむかえました。うまれた子どもは、3頭のお兄ちゃんたちがうまれた時より体が小さく首のふらつきや全身の脱力が著しく弱々しくみえました。おかあさんはやや神経質そうにあたりをうかがいながら巣箱の中で授乳や育児をしている様子でしたが、1週間経っても子どもの全身脱力系のフニャフニャさは変わりません。うずくまってばかりで動きも遅いようでした。
おかあさんの目を盗みつつ時々体重を測ったりしながら辛抱強く見守っていると、だんだん巣箱から外をうかがうなど顔を見せてくれるようになって、生後3週間経った頃には巣箱に帰ってきたおかあさんに飛びつくように何度もジャンプする姿が見られました。お兄ちゃんたちが巣箱を自力で出たのは生後2週目くらいだったのに対し、今年の子は1か月かかりましたが、弱々しく心配だった時期はあっという間でした。
生後4か月を過ぎた今では自分で何でもできるようになったのはもちろん、最近は大人たちの鳴き声をマネしはじめました。
そうそう、このあいだ「メス」ということが判明しました。野毛山では4年ぶりにうまれた女の子です。
(飼育展示係 新藤)