更新日:2016.11.16「モミジ」、頑張っています!
「モミジ」、頑張っています!
11月7日に野毛山動物園の仲間入りしたアミメキリンの「モミジ」。
ちょっと神経質かもしれませんという引き継ぎを受けていましたが、驚いてパニックになったり、走り回ったりすることもなく過ごしています。現在、検疫中の身でもある「モミジ」は、まだ外に出ることはできないので、その間に屋内でいろいろと覚えてほしいことを担当者と一緒に頑張っています。
まずは部屋からの出入り方法から!
寝室の入口は手動の扉となっていて、ここを担当者が通路側から内側に押して開ける直接飼育の獣舎なのです。そのため、キリンたちと担当者の距離をお互いに学ぶことが大切です。
ということで、扉を開けてみました。
「扉を開けたよ~、出てきていいよ~」と声をかけましたが、「モミジ」にはそこに壁があるかのように立ち止まっています(汗)。でも、扉を確認したり、少し首を伸ばしたり...「モミジ」ペースで探索しながら、ゆっくりと出てきました。
まずは通路に出て、外の様子を眺めていると、そこに、お隣さんのグレビーシマウマの「モモタロウ」がやってきました。
間近でのご挨拶となりました。仲良くなれそうかな♪
そして、隣の窓側の寝室(屋内展示部屋)に入ってもらいました。ここも初めて入る部屋になります。
窓にはまだ届きませんが、気になる様子です。
窓の向こうにいるお客さんにも驚かず、じ~っと見つめていました。初めての部屋なので、まだまだ落ち着かない様子でしたが、観察しながらエサを食べたり、窓をのぞいたり...うろうろしたり。
初めての部屋で不安そうな「モミジ」が物音などで驚かないように、「モミジ~、モミジ~」と声をかけながら担当者は寝室を大掃除!
そして、また自分の部屋に戻ってもらうのですが、特に誘導なく、部屋に戻れた「モミジ」は花マルです!!「モミジ」にとって寝室が一番安心できる場所になってきている証拠です。
「そら」が展示場に出ている間は1頭でお留守番の「モミジ」は、少し心細そうです。そんな様子を見ていると、やっぱりキリンは群れで暮らす動物なんだな~と改めて感じました。
「モミジ」に頼りにされている「そら」を頼もしく感じます!しかしながら、「モミジ」来園当日に「そら」のへんてこな癖を発見してしまいました!
部屋の水飲みに給水中の出来事。溜まった水ではなく、吸水口から直接飲んでいるではないですか!!!口や鼻もびしょびしょ(笑)雨に濡れるのは嫌いなのに、これは気にしないのね(汗)
こんな姿が「モミジ」の搬入で緊張していた担当者を癒してくれたのは言うまでもありません。ありがとう、「そら」!これからも癒しを頼みますよ♪
キリン舎での生活にも慣れつつある「モミジ」。そろそろ展示場に出る練習を頑張ろうね!
(飼育展示係 落合)