更新日:2020.07.21夏の特別展示?!※今回は虫のお話です。
夏の特別展示?!※今回は虫のお話です。
先日園路でなかよし広場スタッフが、羽化途中のセミを拾いました。
セミの羽化は夜に多く見られ、日中にお目にかかる機会はなかなかありません。
午前中激しく雨が降っていたときだったので、弱っているのかも。と、
なかよし広場の屋根の下に持ってきて様子を見ていました。
写真は殻を脱ぎ出てきたばかりの様子。羽がシワシワでまだ飛べません。
その後雨が降る様子がなかったので、これはスタッフで見守るだけでは
もったいないのでは?
と考え・・・
ハツカネズミの展示台を一つ借りて、午後のなかよし広場の動物展示の時間あわせて、
特別展示コーナーを急きょ設けました。
こんな感じの急きょ感漂う展示。
『「冷やし中華はじめました」みたいですね...。』と、他の広場スタッフに言われつつ...
「わ~!セミがいるよ!」「すごい!きれいだね!」「殻から出てきたの初めて見た!」
「え~?この抜け殻から出てきたの???」「青いんだ~!!きれいね~。」
「生まれたばかり見たいに見えるけど、7歳なんだよな~」等々、
お客様の素敵な反応に気を良くする私。
身近な生き物の神秘に出会ったときのワクワク感ってたまらないですよね♪
この展示でお客様が身近な生き物や季節を感じていただけたらよかったなと思います。
羽は徐々に乾いた感じになり、体の色も徐々に変わり、
展示から2時間ほどしたころ、他の動物たちの展示が終わり、お客様が見ていないときに元気に飛んでいきました。
なかよし広場の向かいのフンボルトペンギン舎の横の桜の木に無事にとまるのを見守りました。
またチャンスがあれば、園内で見つけた生き物を展示して、お客様に紹介してみたいなと思います。
最後に...
今回のセミは「ヒグラシ」でした。
はじめアブラゼミかな~と思ってしまい、「この後羽が茶色くなるのかも」とつぶやいたのを聞いたお客様
ごめんなさい!ここにお詫びして訂正いたします。
「ヒグラシ」の抜け殻↓ ちなみにメスでした。
(アブラゼミの抜け殻を見つけたら比較ができるようにしようと思って、とっておいたのに、
ニワトリに抜け殻が見つかって食べられてしまって悲しい、なかよし広場スタッフ 齋藤)