更新日:2020.09.13隠れたご長寿
更新日:2020.09.13
隠れたご長寿
現在野毛山動物園では動物感謝祭のパネル展が行われています。パネル展では横浜市の動物園で新たに産まれた動物や残念ながら死亡してしまった動物、各園のご長寿動物たちを紹介しているのですが、野毛山動物園のご長寿動物のパネルを見てみると...
(動物感謝祭のパネル展)
(野毛山動物園のご長寿動物の紹介パネル)
中央にご注目ください、なんとフラミンゴが紹介されています!
ブログを愛読されている方はご存知かもしれませんが、何度か紹介しているようにフラミンゴは寿命が長い鳥で、オーストラリアで飼育されていた世界最高齢の個体は83歳まで生きた記録が残っています。野毛山動物園のフラミンゴたちも16羽中11羽が30歳を超えており、その中でもパネル展で紹介されているチリーフラミンゴ「№46」という雄は最高齢の個体です。
昨年は惜しくもご長寿の紹介はされませんでしたが、今年は満を持してパネル展に登場しました。
(チリーフラミンゴ「№46」)
№46は1976年に来園して以来44年間野毛山動物園で暮らしており、現在園内で飼育されている動物の中では3番目に飼育期間が長い隠れたベテランです。高齢ではありますが健康状態は良好で、「№52」という40歳の雌と一緒に日々穏やかに過ごしています。
この調子でオーストラリアの個体の最高齢記録を更新できるくらい長生きできるように、今後も健康管理に気を付けていきたいと思います。
フラミンゴたちは密集していたり脚を上げていることが多くてわかりにくいかもしれませんが、「№46」は左脚に黄緑の色環が付いています。この機会にパネル展の紹介を読んでから「№46」を探してみてください。
(飼育展示係 岡﨑)