更新日:2024.03.19ようやく寝坊助
更新日:2024.03.19
ようやく寝坊助
毎年の冬、野毛山のツキノワグマたちは夜間寝室で寝ることがルーチンでしたが、
今年は例年と違って、外のハンモックで寝ることを好んでいました。
暖冬の影響かと思い、このまま今年は寝室で寝ることはないだろうと予想しましたが、
2月の立春以降、雪が降ったりしたことも関係しているのか、
ようやく寝室で寝るようになりました。
クマ自身が巣材をベッド状にこしらえて、丸くなって寝ています。
春分を迎える山間部では、野生のクマであれば、ぼちぼち冬眠から目を覚まして、
木々の芽吹きをひたすら食べ始めると推測しますが、野毛山のクマたちは今が眠気のピークのようです。
朝の目覚めは例年と違って素早いですが、野毛山のクマたちの体内時計はややずれているような気がします。
(飼育展示係 川崎立太)