更新日:2024.08.21"アイ"のないリンゴ
"アイ"のないリンゴ
レッサーパンダのイチゴが12歳になって早くも3週間が経ちました。
今更ですが、お誕生日当日の様子をお届けします。
7月28日当日に当園公式SNSでも紹介しましたが、今年もシェフが特製リンゴを作ってくれました!今年はお誕生日リンゴ氷漬けバージョン!
シェフすごい!!ありがとう!!と何を疑うことなく、他の職員にも見せびらかし(自分作ではないのに)、意気揚々とレッサーパンダ舎へ行くと、展示場の前にはたくさんのお客様。
「今日、レッサーパンダのお誕生日なんです」などと言いながらお客様にも見て頂いている時に、ふと一人のお客様が「チゴちゃんていうんですね!」と。
「いえ、イチゴです!」...!!!
「" I "(アイ)」がない!!」
まさか、" I "(アイ)がないなんて思いもしなかった!
しかし、仕方がありません。イチゴにはこのままあげましょう。
前回の記憶があったとしたら、「また食べにくいものを...」と思ったかもしれません。
じーっと見ています。アイがないことに気が付いたでしょうか。(そんなわけはない。)
やっぱり「食べづらいものはいらない!」とでもいうかのようにプイッとし、
その場から離れてしまいました。その後「すぐに食べられるリンゴの方がいい!」と言わんばかりに私に手を伸ばして催促。
前回より氷を薄く作ってもらったんだけどな...。
仕方がないのでこのリンゴ氷一式を持ってレッサーパンダ舎の外に出て、外気温と私の手の体温で氷を解かすことにしました。
そして、だいぶ薄くなったリンゴ氷を再びセットすると、カブリついてくれました。
ようやくリンゴの味にたどり着けたイチゴはシャクシャクとリンゴを食べ始めました。
この後、時間をかけつつ無事完食しました。
なにはともあれ、おめでとう、イチゴ。
こちらが当日に上げたSNSです。
たくさんの方から" I(アイ) "を送って頂きました。ありがとうございました!!!
教訓:"アイ"は当たり前にあるものではない。
みなさんもお気を付けください。
飼育展示係 永井