更新日:2020.12.03ラッキー、外に出る練習を開始!
ラッキー、外に出る練習を開始!
背後霊のような...「ココロ」。早くドアが開くのを待っています。
「ラッキー」と「ココロ」ですが、まだ同じ場所で過ごすことができないので、柵越しですが、少しでも一緒にいる雰囲気が出せるように、隣の寝室で過ごせるようにしています。日中、姿が見えない時は寝室の中で、一緒にエサを食べたり、顔を合わせたり、リンゴタイムをしたりしています。
窓の外が気になる2頭。(見分けが付きますか??手前が「ココロ」、奥が「ラッキー」です)
さて、11月24日の午後から最初の関門となる一番小さな展示場(小展示場)に出る練習を始めました。
展示場への扉を開けると、キリッと外を見つめる「ラッキー」。
すんなりと外に出てくれました。
周りをクンクンとニオイを嗅ぎ、見回して...そして...
外で初めての排便。グレビーシマウマは糞を使った匂い付けを行うので、午前中に小展示場を使っていた「ココロ」の糞の上にしていました。
その後も周りを探索してテンションアップした「ラッキー」はカメラに向かってダッシュを決めてくれました。
ダッ!!
バッ!!!
ザザッー!!!!(砂を浴びる担当者...)
その後は落ち着きを取り戻し、のんびりと過ごす「ラッキー」。
まだ「ラッキー」が何に驚き、どんな反応をするのか把握しきれていないため、驚いてパニックになった際に柵を突破しようとしないよう、展示場の柵に枝を吊るしてあります。グレビーシマウマは小枝なども食べるので、つまみ食いしながら探索しています。
まだ「ラッキー」に出会って1週間でしたが、この頃から比較的物怖じせず、好奇心も見せてくれるようになりました。
ココだけの話...「ココロ」はこの小展示場のフェンス側には今も行くことができませんが、「ラッキー」は初日からほぼ全ての場所をクリアしました。(野毛山で先輩の「ココロ」の名誉のため、内緒ですよ)
こちらは大展示場でも余裕の「ココロ」。大胆な砂浴びを披露することも(笑)
さて、最後に皆様が心配しているように野毛山の展示場は狭いです。
そのため、「ココロ」の時もそうだったように、「ラッキー」がしっかりとどこに何があって、広さはどのくらいでなど、いろいろなものを体験させ、できるだけ驚かないように、例え驚いても回避できるように焦らずに練習を重ねていきたいと思います。少しでも早く「ラッキー」が広い展示場で走り回れるように、「ココロ」と一緒に過ごせるように頑張りますので、温かく見守ってください。
(飼育展示係 落合)