更新日:2021.07.15ご報告
更新日:2021.07.15
ご報告
みなさんこんにちは。
今日はみなさんにご報告があります。
悲しいご報告になってしまうのですが、6月の初旬ごろから体調管理のため展示を中止していた
オオハクチョウが7月7日に息を引き取りました。享年12歳でした。
元々は、趾瘤症がひどくなってしまい、その治療のために非展示となっていました。
*趾瘤症とは足の裏の皮膚や皮下の組織が炎症を起こしてしまう病気です。
趾瘤症は回復に向かっていたのですが、
肝臓が悪く、餌を食べても栄養をうまく貯蔵できず、体重が減少している状態でした。
そして、7月7日の午後に残念ながら息を引き取りました。
オオハクチョウは前回のブログで、朝扉を開けると出迎えてくれるとお伝えしましたが、
大池に戻ってからもたまにですがお出迎えをしてくれていました。
大池では、念入りに羽繕いをしたり、
カナダガンと一緒に池を泳いだり、
木陰で休んだりとのびのびと過ごしていました。
治療が始まってからも、日向ぼっこをしたりとゆっくりと過ごしている様子でした。
治療のためにテーピングをしていたのですが、
テーピングをした足でもホースを踏むいたずらは健在でした...!
みなさんに大池で元気に泳ぐ姿をもうすぐお見せできると思っていた矢先のことだったので
とても残念ですが、天国で元気に泳いでいてくれたらなと願います。
オオハクチョウの死から動物飼育の難しさを改めて学ばせてもらいました。
この出来事を無駄にしないよう、私自身も成長していきたいと思います。
オオハクチョウ、安らかに眠ってね。
*今後は大池での展示はカナダガンのみとなります。
飼育展示係 サトウ