更新日:2022.05.18園内の鳥
園内の鳥
動物園に入るとすぐにバードケージがあって、ご来園のみなさんは最初にクロツラヘラサギなどの鳥を
見ることになります。
もちろん遠目に見ながら真っ先にレッサーパンダを見に行ってしまう方も多いのですが......。
▲バードケージ
園内ではルリゴシボタンインコからダチョウまで様々な鳥を展示していますが、
野鳥も数多く見られます。
人気があるのはカワセミですが、大きなアオサギも目立つのでみなさんよく指さしていらっしゃいます。
5月の半ばは愛鳥週間ということで、園内で見られた多少地味な野鳥を紹介したいと思います。
と言っても愛鳥週間に見られるかどうかは微妙な冬の鳥です。
冬は餌になるものが少ないのですが、積もった落ち葉の中には食べられるものが紛れているので、
餌を探す鳥がやってきます。
冬に園路の横の落ち葉を「ガサっ、ガサっ」と音を立てているものがいるとちょっとドキっとしますが、
いちばん多いのはキジバトが落ち葉に紛れた木の実などを探して落ち葉をあさっているパターンです。
▲猛獣舎の前で日向ぼっこをしているキジバト(具合が悪いわけではありません)
キジバトの他に落ち葉をガサっとかき分けるのは、ツグミの仲間です。
冬の野毛山動物園では、ツグミ、トラツグミ、シロハラ、アカハラといったツグミのなかまを見かけます。
例年、シロハラを見ることが多いのですが、今年の初めころはアカハラを園内でよく見ました。
▲普段は地面に積もった落ち葉をかき分けて虫を探しますが、
法面に引っかかった落ち葉だまりの中も探します(画像をクリックすると動画が開きます)
▲法面の途中でガサガサやっています(画像をクリックすると動画が開きます)
▲人に見られているのに気づいて高い枝に逃げました(画像をクリックすると動画が開きます)
園内で野鳥の動きや鳴き声などを観察してみるのもおもしろいので、ぜひ見てみてください。
[桐]