更新日:2022.12.25ミゾゴイ舎のビフォーアフター
ミゾゴイ舎のビフォーアフター
野毛山動物園ではこれまで和鳥舎(現在インコを展示している場所)でミゾゴイを飼育してきました。
先代のミゾタロウは片足が悪く活発に行動するような個体ではありませんでしたが、
今回やってきた2羽はどちらも若くて健康な個体なので、和鳥舎では少し手狭です。
(旧ミゾゴイ舎)
そこで、より広く高さのある場所でのびのびと暮らせるよう、
猛禽舎の以前オオタカを飼育していた場所で飼育することになりました。
そんな新しく生ま
れ変わったミゾゴイ舎の様子をご覧ください!
まず、こちらがbefore。整備前ということもあってかなり荒れてしまっていますね...
ではつぎにafterをどうぞ
わかりにくい写真ですみません...
いかがでしょうか。止まり木の配置が変わっていたり、
お隣ハヤブサとの間に目隠しの板が追加されていたりといった変化はありますが、
一番変わった場所、そして一番推していきたい場所は1段目です!
なにやらコンクリートブロックが並んでいますね。
実はこの1段目、観覧通路からだと少し見えづらいのですが土が入っているんです!
(入れた当初の土。ふっかふかです!)
(中から撮ったもの。雰囲気が伝わるでしょうか?)
それまでこの場所にいたオオタカと違い、サギの仲間のミゾゴイは地上を歩くのも得意です。
固いコンクリートの上をずっと歩いていると足の裏に負担がかかってしまいます。
それに冬のコンクリートはとても冷えます。
少しでも足への負担を減らし、地面からの冷気を防ぎたいと思ったのが土を入れた大きな理由です。
僕ならキンッキンに冷えたコンクリートの上を裸足で歩きたくないですしね(笑)
そしてそれだけではありません!皆さんは野生のミゾゴイが好きな食べ物をご存じですか?
※にょろにょろが苦手な方ごめんなさい!薄目でサラ~っと流し見してください。
それでは写真載せます。
はい、そうですね!ミミズです。この土のエリアにはミミズを不定期で放しています。
大半は放してすぐに食べてしまうのですが、
土に潜ったミミズをミゾゴイ達の好きな時に探して食べられるような場所、
そんな役割も担っています。
運がよければこんな姿が見られるかもしれません。
さらにさらに!土を入れたことで植物も育てられるようになりました。
土、万歳!
緑があった方が見栄えもいいですし、植物で身を隠す場所も作ることができます。
今はまだ寒いため準備中ですが、暖かくなってからの緑化大作戦をこうご期待ください!
ミゾゴイ展示場はこれからも進化し続けます。
ここまで読んでくださった方向けにミゾゴイクイズです!
最後の最後まで楽しんでいってください。好評なようであればシリーズ化します。
それではクイズです。
Q.野毛山のミゾゴイ達が一番好んで食べるものは次のうちどれでしょう?(担当者調べ)
1.コオロギ・・・冷凍です。解凍しています。黒いです。
2.牛ハツ ・・・ミミズ状に切るこだわり付き。
3.オキアミ・・・into the water。
4.ワカサギ・・・魚です。
答えは次回のブログをご覧ください!次回、ミゾゴイのお食事大公開。
ミゾゴイ応援団 長野