更新日:2023.03.28テンコの今
更新日:2023.03.28
テンコの今
これまで冬の小獣舎の住人?たちについて書いてきましたが
まだ登場していない個体がいます。
ホンドテンのメス、テンコです。
え、そんな子がいたの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
テンコは左前肢を事故で失い、オスのチュウゴとの関係や
小獣舎の間取りの問題もありなかなか外に出せないでいるのです。
テンコは2013年、推定生後2週間ほどで九州の動物園で保護され
人工保育で育てられた後、10月に野毛山動物園にやってきました。
スポット暖房で暖められた箱の中でくつろぐテンコ。
部屋全体はエアコンで暖めています。
テンコは、なかなか箱から出てきてくれないので
以前のようにチュウゴとの同居や手渡しでの給餌ができなくなってしまいました。
上と下の写真は3年前の同居の時のものです。
片腕がないとはいえ、その動きは早くスムーズで
担当になった当初は、左腕がないことに全く気がつかないほどでした。
10歳になったテンコ。テンの寿命は10歳前後と言われるだけに
ホンドタヌキのカナ同様、飼育には手が抜けない、気が抜けない毎日です。
(やせヒゲ眼鏡 田島) Zoo is the peace!!