更新日:2023.06.19もりもりコマチ
更新日:2023.06.19
もりもりコマチ
冒頭から余談ですが、ツキノワグマの担当者は加齢とともにマシマシ系のラーメンは受け付けなくなりました。
そんな折、ツキノワグマのコマチが発情シーズンとなり、
目の前に見えるものすべてをいじる衝動に駆られている様子が見受けられるようになりました。
そこで、自分で賞味できなくなったマシマシをリスペクトしつつ、
コマチの展示場にトイを盛り盛りしてみました。
アニマルペアレントからのご支援で購入することができた既製品をいくつかつけてみました。
こちらには、青いボールの中にさらにトイが入っています。
中身に気づいたコマチがそれを引きずり出そうと必死になっています。
指先が器用な霊長類でもありませんので、クマのコマチにはそう簡単に取り出せるはずもありません。
頭脳を駆使することができる人間が中にトイをねじ込むのもしんどかったので、
苦労するコマチを見てニヤニヤしている担当者でありました。
と思ったのも束の間、彼らには我々人間には持っていない鋭い強靭な爪があるのを忘れていました。
恐るべし、クマ!!
(飼育展示係 川崎立太)