更新日:2023.07.18順調そのもの
更新日:2023.07.18
順調そのもの
人工採卵と人工授精にて孵化したミヤコタナゴの稚魚たちが順調に育っています。
遠い昔に当園でも取り組まれていた人工繁殖ですが、
カワシンジュガイを産卵母貝として利用できるようになってから一時中断されていました。
カワシンジュガイの野生での生息状況が悪化されているとの報告を受けて、
当園でも人工繁殖を再開することとなりました。
試行錯誤を経て、関係機関からの指導を賜りつつ、
孵化と浮上まで漕ぎつけたのは前回ご案内した通りです。
ただ、そこからうまく成長できるかは正直自信がありませんでした。
今年は生命力の強い稚魚たちが生き残ってくれたようで、
餌もすこぶる食べて元気に泳ぐ姿を見るたびに、苦労した分だけ可愛さもひとしおです。
(飼育展示係 川崎立太)