更新日:2016.08.06動物病院のお宝
更新日:2016.08.06
動物病院のお宝
普段は入ることができない、野毛山動物園の動物病院...
今回は、そんな動物病院に眠っているお宝たちを少しだけご紹介しましょう。
それは・・・
たくさんの骨、ホネ、ほね!
これらの骨格標本は、残念ながら亡くなってしまった動物から作られています。これらの骨たちとは、管理事務所やアニマルボックス、ボランティアさんのガイド等で一部をお目にかかることができます。死んでしまった後も、来園者のみなさまに動物の体のつくりを知ってもらうために役立ってもらっているのです。
しかし、それは野毛山動物園にある標本の、ほんの一部にすぎないのです・・・!
普段ガイドなどでお見せしているもの以外にも、たくさんの骨が動物病院に保管されています。
中には、今は野毛山動物園では飼育されていないレアな動物の骨も!
例えばこれは、ケープハイラックスの頭蓋骨。
大きなネズミのような姿をした動物ですが、実はネズミよりもゾウに近縁な動物です。
今は野毛山動物園では飼育していませんが、ズーラシアのアフリカのサバンナゾーンで生きている姿をご覧になることができます!
これはカニクイアライグマの頭蓋骨。日本にも帰化しているアライグマとは種類が異なります。アライグマよりも体型がスレンダーで、手足が長いのが特徴です。野毛山だけではなく、日本の動物園ではもう飼育しているところはないようです。
動物病院に眠っているお宝の、ほんの一部をご紹介しました。これらの標本は、野毛山動物園65年の歴史の一部だと思います。
他の骨たちも、また別の機会にご紹介いたしましょう。
(飼育展示係 田窪)