更新日:2016.08.15今年の保護動物種
今年の保護動物種
ご存知の方も多いと思いますが、野毛山動物園では傷病鳥獣の保護活動を行っています。
詳しい取り組みは、下記のURLを参考にしてください。
http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/hama-zoo/damage.php
春から夏にかけては多くの野生動物が繁殖し、活発に活動する季節です。それに伴い幼獣や雛などの保護も多くいました。今年野毛山動物園で保護された動物種の一部をご紹介したいと思います。
〇スズメ
日本では一番メジャーな野鳥と言ってよいでしょう。日本では1年を通して見ることができます。数が多く、人と密接に生活している鳥なので傷病での保護もヒナの保護も多い鳥です。
〇ツバメ
この鳥もメジャーですね。繁殖期には、つがいで活動し民家などにも巣を作っているので見かけることの多い鳥でしょう。
〇ムクドリ
ムクドリも日本全国に分布しているので、見かけることの多い鳥です。スズメ同様、傷病と雛、共に保護の多い鳥です。
〇メジロ
この鳥も有名でしょう。「めじろ押し」で使われる、あのメジロです。
樹木の多い公園や住宅地から山地の林など様々な環境で生活しています。
〇カルガモ
市街地の川や公園の池などで見かけることがあるかと思います。日本で繁殖する水鳥なので親子で歩いている姿を見ることがあるかもしれません。
〇タヌキ
本来、夜行性で森林などで生活している動物ですが、近年では都市部でも現れることが多くなってきました。
いかがでしたか?知っている動物が多かったと思います。野毛山動物園では、毎年比較的によく知られている動物が多く保護されます。紹介させていただいた動物種はほんの一部で、毎年多くの種が保護されてきます。
ここに紹介させていただいた動物たち、特にヒナや幼獣は、止むに止まれぬ事情があり保護された動物たちです。もちろん、自然界に生きている動物ですので、生きるすべを学ぶために親が育てることが大切なのです。野生動物の中には、親が少しの間子供から離れたり、離れた位置から見守っている場合もあります。1羽1頭でいるからと言ってすぐに保護をせずに離れた位置から見守ってみてあげてください。
(傷病鳥獣担当 鈴木)